このたびレイクラフト・レーシングサービスでは2020年2月7日付けでMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)より全日本ロードレース選手権ST1000クラス用のECU2機種の公認を受けました。
2020年シーズンよりスタートする新カテゴリーST1000クラスではMFJより公認を受けたECUのみが使用できるレギュレーションとなり、レイクラフト・レーシングサービスではこれに向けECU2機種の開発を進めてまいりました。
ST1000クラスに参戦する可能性のあるすべての車種に使用でき、なおかつ最新の様々な制御項目をユーザーが思い通りにセッティングし”早いセットと速いセット”を実現できることを目指しレイクラフトの20年以上にわたるノウハウを結集した自信作のレーシングECU2機種です。
1機種目はイタリア MecTronik(メクトロニック社)のMKE7(エム・カッパ・イー・セブン)です。
メクトロニック社は2019年よりワールド・スーパー・スポーツのワンメイクECUのサプライヤーにもなっており、そのレーシングに特化した制御項目は秀逸で、特にDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)のコントロール性は他の追従を許さない優位性を誇っております。レイクラフトではこのMKE7の汎用ECUをベースに、ST1000クラスに合わせた様々な改良を行いレイクラフト専用モデルを新設し公認ECUとして登録させて頂きました。
2機種目はベルギー SKYNAM(スカイナム社)のAdvance84M(アドバンス84エム)です。
スカイナム社は主に4輪用の様々なECU、電装部品を手掛けているメーカーで、その用途はモータースポーツのみならず多方面に展開されています。そして、このスカイナム社のカリスマ・プログラマーとレイクラフトのコラボで実現したのがAdvance84Mです。今回Advance84Mは新たに専用基盤を起こし、レイクラフトが理想とする2輪に特化した様々な制御項目を網羅したレイクラフト渾身のECUです。
どちらのECUもST1000クラス用に台上テストやサーキットテストを重ね、自信をもってお勧めできる仕上がりとなっております。
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