3月に入り仙台からの移送の段取りをつけてオーナー様に連絡を取り、了承いただいたまさにその日、 悲劇は起こりました。
東日本を襲った、M9.0の大地震と大津波。 その惨状はここに書くまでもなく皆さんご存知の通りです。
ところが、ここで奇跡が起こったのです。
仙台港にも近く沿岸からわずか数キロの位置にあるフクダテクニカさんが、幸いにも津波の被害にも遭わずに無事だったのです。
そして、748SPも大震災を乗り切りました。 さすがに、あの地震の揺れで他車と接触しカウルに傷が入ったり、ウィンカーが破損したりはしましたが、大事には至りませんでした。
まさに、奇跡の748SP。
あれから3ヶ月、カウルの傷もきれいに補修が完了し、いよいよ沖縄への帰省の準備が整いました。
今日は、フクダテクニカさんで納車前の最後の確認を行いました。 エンジンの始動性もよく、ダッシュメーターも問題ありません。
ラップタイム計測用に、スターレーンのGPSレシーバーも取り付けました。
数奇な運命をたどった748SP,7月には沖縄で待つオーナー様のもとに到着の予定です。