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Column

2011年3月31日

がんばろう 日本!

大震災から3週間程になろうとしています。

地震、津波、そして原発事故と3重苦に見舞われた日本がこれから先どこに向かっていかなくてはならないのか、そして私たちには何ができるのか、被災者の困難な避難生活や原発の惨状を目の当たりにしながら考えさせられる毎日を送っているのは誰しも同じでしょう。

しかし、そんな苦難の日々の中でも、しっかり少しずつ復興が進んでいるニュースを耳にするとホントに日本は強い国と感心させられます。

主要な高速道路の復旧、新幹線も4月末までにはほぼ復旧予定、今日は、気仙沼から対岸の大島への定期船の再開のニュースも聞きました。

震災からまだわずか3週間です。その短期間にここまで復旧してきているこの事実は本当にひとびとの復興への強い意志と実行力を痛感せずにいられません。

そして、国内外を問わず寄せられる、義援金、支援物資、救援活動。

私たちは被災者の皆さんの深い苦しみを真に理解することはできないかもしれませんが、こういった活動を通してみんなの心がひとつになっているという連帯感をこれほど強く感じられることはこれまでなかった気がします。

 

しかし、その一方で私たちが大いに懸念していることがあります。

それは、震災による経済活動の衰退です。

震災の悲惨さや被災者の心情に配慮しての数々のイベントの中止、 消費マインドの停滞、原発の被害を過大解釈した商品取引の激減などは、今後の日本経済に多大な打撃を与えることは明らかです。これは大問題です。

被災者支援は大変重要です。しかし、被害の大きさから推測される復興までの期間が長期にわたることがわかっている以上、短期的な支援はカンフル剤にしかならないのも事実です。また、原発事故の解決には、数年から十数年のスパンでの対策が必要でこれにも多額の費用が掛かるはずです。

本当に長期的展望で復興を下支えするには経済力を維持する、わかりやすく言えば金回りを良くし続けていく必要があると思うのです。 

被災しなかった私たちにできることは、ガンガン働いて、どんどんお金を使って、税金もしっかり納めて、日本を元気にするしかありません。 

「こんなときだから、飲みにいくのはやめようか・・・」などといわず、ぜひ街にくりだしましょう。お買い物もしましょう。

日本は強い国。 知恵と勇気で乗り越えられるはず。 私たちにはできる。

がんぱろう 日本!

 

 

 

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