残念ながら、汎用ECUは、馬力を運んできてくれる魔法の玉手箱ではありません。
汎用ECUを取り付けることは、セッティングのゴールではなくスタートなのです。しかしそのスタートは、馬力の向上だけでなく、乗り味の改善、スムーズなアクセルのオン/オフ、進入時のエンブレ対策、二次旋回でのトラクションフィーリングの改善など、さまざまなメリットを享受できる“可能性”のスタートなのです。
ではECUを換えたら何が必要になってくるでしょうか。それがECUセッティングです。広義ではエンジンマネージメントといってもいいでしょう。
セッティングについては、ここで端的に説明することは難しいので別の機会に改めてご説明しますが、ポイントだけをかいつまんで言うと、セッティングには「計測」⇒「解析」⇒「制御」のプロセスが必要です。このプロセスについては、“About us”のページの「コンサルティングとサービス」の項目で図解で説明をしていますのでそちらをご覧下さい。