ノーマルの車両のままで走る場合は、純正のECUで何も問題はありません。
しかし、排気管やエアクリーナーエレメント、エアボックスなどの吸入空気量が変化する可能性のある部品を付けた場合、その限りではありません。
それは、それらの部品を付けて吸入空気量が変わってきても、純正のECUではその変化に見合った燃料の量に変えることが出来ないからです。
良かれと思って排気管を換えたのに、かえって乗りづらくなったり、馬力が落ちたりするのはこのようなことが原因であることが多いのです。
また、純正のECUであっても制御内容が常に完璧ということはありません。純正ECUは万人向けではあってもあなた専用に作られているわけではないからです。ライダーの乗り方により、ドン付きがきついとか、Uターンで立ちゴケしてしまうほどアクセルのコントロール性が悪いなど、いろいろな不満が出てくることも少なくないはずです。汎用ECUはそのような不満を解決するのに真価を発揮できるツールのひとつといえます。