奇跡のバイクが奇跡の地に戻ってきました。
懐かしい風のにおいと、すっかり開発が進み様変わりした仙台港近辺の景色にきっと748SPも驚いたはず!
普段はクールなフクダテクニカさんも久しぶりに会う748SPにウルッと来たのか来なかったかは定かではありませんが・・・(笑)、とりあえずバイクは無事仙台に到着しました。
久しぶりに会った748SPは、いろいろと変化していました。カウルも、メーターステーも当時とは別のものに変わっていました。
それはそうですよね、もう7年も経ったのですから当然です。
ところで、今回取り付けるスターレーン社製のDavinci-IIは、様々な種類のダッシュディスプレイを製造しているスターレーン社の最新のトップエンドのモデルで、コンパクトなボディに収まった鮮やかなカラー液晶ディスプレイ、内蔵のGPSと世界中の主要サーキットマップのデータを用いた正確なラップタイム表示、内蔵慣性センサーによる左右最大バンク角の表示、その他書ききれないほどの盛りだくさんな特徴を持っています。
また、主要車種に対応したプラグ・アンド・プレイのアダプターハーネスも用意されていて、ウインカーや水温、燃料警告灯、ヘッドライトの点灯表示、ハイビームランプの表示、ニュートラルのランプ、オドメーターなど標準のメーターに表示される内容もバッチリ網羅されています。スゴ過ぎます。
おまけに、別売りのワイヤレスモジュールを追加して、サスペンションのストロークセンサーや空燃比を計測するラムダセンサーをモジュールに接続しておくと、データロガーとしても使用でき、そこで計測している内容を無線でダッシュディスプレイに飛ばして表示しちゃうというアクロバティックなことまでやってのけるのです。
ただ、今回このダッシュを取り付けるDucati 748SP用にはアダプタハーネスは用意されていないので、汎用のユニバーサル・ハーネスを使って接続していきます。
これが、意外と大変でした。
エンジン回転数、水温、燃料警告センサー、ギアポジションなどそれぞれの項目を一つずつ拾って正確にダッシュに表示するようにセットしていかなくてはなりません。このあたりがメーターの換装の難しさです。
カスタムの匠、フクダテクニカさんと綿密に打ち合わせ。
全てのセットアップを完了してパワーONした時の感激はひとしおでした。
Ducati 748SPは、もはやDucatiのラインナップの中でも旧車の部類に入るモデルですが、今回奇跡の再会をきっかけに、ダッシュメーターをバージョンアップしてイキイキと走る姿を想像すると、名車よ永遠なれと思わずにはいられませんでした。
スターレーン製Davinci-IIの詳細はProductsのページでご紹介しています。