レイクラフトの今年の新プロジェクト 発表!
それは モタード です。
なぜに今モタード?なーんて言っているそこのあなた! モタードの魅力を知らないでしょ。 フフフ・・・
かく言う私も実はちょっと前までは、えぇーっモタード??(¬_¬) 面白いの?? だって泥んこだし・・・と行かない口実を並べ立てていました。
ところが一度モタードの走行を見たとたん、ビビビッときましたねぇ。 ナニこれ!スゴーイ!カッコイイ!アグレッシブー!
ロードのスピード感とダートのワイルド感。 たまりません。
モタードに取り組むきっかけは、一年ほど前、あるモタードライダーからの一本の電話。
モタードのバイクをECUでもうちょっと何とかしたいというご相談でした。
そのライダーこそが、MOTO1オールスターズで活躍するモタード界の大御所、MITMAX(ミトマックス)こと三苫進選手です。
あれから約一年、モタードの事情に全く疎かったレイクラフトでしたが、三苫選手にモタードのことをいろいろ教えていただきながら念願かなってのシェイクダウンにこぎつけました。
実を言うと、ロード以外のカテゴリーにも以前から興味はあったのです。 というのも、レイクラフトで取り扱っているマイクロテックのECUはこちらのコラムでもずいぶんいろいろな車種に展開してご紹介してきましたが、これまでは全部オンロードバイク。
でも、マイクロテックのECUのラインナップを見るとオフロード車用のECUそれもプラグイン(純正のECUに置き換えるだけで取り付けられるタイプ)が各種取り揃えてあるのです。
M222 Honda CRF用
M206 Suzuki & Kawasaki 用
M234 Husqvarna 用 (MIKUNI ECUモデル用)
マイクロテックのお膝元のイタリアひいてはヨーロッパでは、何と、オフロードバイクに汎用ECUを付けるのはごくごく当たり前のことなのです。
それもプロクラスのライダーだけでなく、週末のライディングを楽しむサンデーライダーも積極的にECUを活用しているらしいのです。(日本では考えられませんね・・・) マイクロテックの社長も自身のモトクロスバイク(CRF450)にちゃんとマイクロテックのECUを付けてます。
そんな訳で、機会があったらぜひオフロードにもマイクロテックのECUを展開したいと常々考えていたところだったのです。
話しはMITMAXに戻って、いよいよ三苫号にマイクロテックを搭載!か? 実はそう簡単ではありませんでした。
というのも、三苫号はヤマハのYZ450F、マイクロテックのラインナップにはこの車両にすぐ取付できるECUが実は無かったのです。
汎用ECUを導入する場合に一番の難しい点はトリガーローターのパターンです。 トリガーローターとは点方タイミングを決定する大切な部分で、たいていはフライホイールに歯が切ってあるか、歯が付いているか、別に専用のギアがあるか、車種によって様々でまたその歯の枚数や欠歯のパターンなどがいろいろなのです。
このトリガーパターンが合致しないとそのECUでエンジンを回すことは出来なくなるわけです。
またバッテリーレスのバイクの場合、各バイクメーカー/ECUメーカーの考え方の違いによる燃料ポンプの制御方法が異なる場合もあります。
今回は出来るだけオリジナルのワイヤーハーネスを使用したかったので、マイクロテックに依頼し、M206をYZ450Fに合うように特別に設計変更してもらうことに・・・
この後の展開は次のコラムで。