今年の8耐では下記のチームでスターレーン社製パワーシフトを採用していただきました。
・ ウッドストック BEET レーシングチーム Kawasaki ZX-10R (予選9位/決勝リタイア)
・ TOHO Racing 広島デスモ Ducati 1098R (予選12位/決勝10位)
・ ブルドッカータゴス X 東本昌平 RIDE Aprilia RSV4 (予選39位/決勝26位)
・ BOLLIGER TEAM SWITZERLAND Kawasaki ZX-10R (予選16位/決勝38位)
パワーシフトはシフトレバーを踏んだとき(正チェンジの場合は引き上げたとき)に荷重の変化する箇所に荷重センサーを取り付けることで、センサーが荷重を感知してエンジンを失火させシフトアップをアシストするシステムです。
パワーシフトのセンサーは車両の種類やシフトレバーの形状の違いを問わず取り付けられる非常に汎用性の高い製品です。 この荷重センサーは圧縮と開放の双方向を感知でき、ユニット側でバイディレクショナル(双方向)のモードを設定すれば、チームに逆チェンジと正チェンジのライダーがいる場合でも、設定変更やセンサーの取り付けを変えることなく両方向のシフター機能が可能>となる画期的なシステムです。
また、パワーシフトはセンサーの感度や失火時間を任意に設定できるのでライダーの好みに合わせたシフトフィーリングが得られると共に、ミッションにも負担を掛けないシステムです。
今回、耐久レースということで、転倒によるセンサーの断線やユニット本体の故障などに備えて本体やセンサーのスペアなどを多数用意していましたが、全くトラブルはなく、その耐久性、信頼性を実証することができました。