今日は仙台のフクダテクニカさんにおじゃましている。
今日の御題はM197の取り付け。
M197はマイクロテック社製のプラグインECUの中でも草分け的かつベストセラーのECUユニットで、DUCATIのいわゆる59M系ECUの置き換えで取付できるECUだ。(レイクラフトではこれまで主にNEMESISを販売してきたが、昨年秋より、NEMESISの開発製造元だったマイクロテック社より直接M197を輸入販売している。)
話を元に戻すが、今回M197を取り付ける車両がなかなかの、言い換えればかなり手ごわい相手だ。
車両のオーナーはユニークな方らしく、996Rの車体に1098のエンジンを載せ、ハーネスとメーターは999というチャレンジングな組み合わせ。
エンジンのマウントからハーネスの取り回しもすべてオーナー氏がご自分で作業されているとのことで、ちょっと驚き。
M197を取り付けたいとのご依頼を頂いた当初は、魔界に引き込まれてしまいはしないかとチョッと及び腰になったのだが、今日フクダテクニカ社長の福田さんと車両の状態を確認しながらM197を取り付け、早速エンジン始動。
魔界へという心配は杞憂に終わった。エンジンは素直に始動。始動性もかなりいい。
シャシーローラにかけてエンジンセッティング。
シャシーローラのデータを見て、エンジン回転とスロットル開度のマップで燃料を何度か補正。
結果的に今日はセッティング前に比べ,プラス5馬力、空燃比の波形もきれいになった。
初回のセッティングとしては上出来では?
取り付け・セットアップに1時間、シャシーローラでのセッティングに2時間、しめて作業時間は延べ3時間程度で完了。
定番のセリフだが、ホントにプラグインECUはインストールが手軽だ。
ところで、仙台のフクダテクニカさんは、ドゥカティのサービスショップで、アプリリア、MVアグスタ、ビモータの正規ディーラでもあり、東北地方はもちろんのこと関西方面からのお客様も来られる。
国産車はもとより、外車のヘビーなカスタムも信頼して任せられるカスタムショップだ。
レイクラフトで取り扱っている汎用ECUやデータロガーなどの電装部品も積極的に取り扱っていただいている。
フクダテクニカさんのサイトはこちら↓
カスタムダイアリー的なブログもかなり楽しい。